富士登山に必要な装備
富士山は4,000m近い高山です、特別な登山技術は必要ありませんが、気温や天候の急な変化に備えた装備が必要です。激しい風雨、寒さから体を守る衣類・雨具は必ず用意しましょう。体への負担をおさえ快適な歩行ができる登山靴、また登山ルートによっては粉塵対策としてマスクも必要です。
富士登山の心得
実際の登山にあたっては以下のようなことを心がけてください。
高山病予防のため、登山前には五合目で1時間ほどとどまり体を慣らす。
自分の体力・体調にあった登山を心がけ、決められた登山道を歩く。
疲れたら随時休憩をとり、水分、塩分、糖分などを補給する。
体に異常を感じたら、無理せず下山を考える。
天候が刻々と変化するので、雨具、防寒具、着替えなどを持参する。
必ず懐中電灯やヘッドライトを携帯する。
富士山の気象
富士山は気温が低く、特に風が大変強いのが特徴です。山頂の気温は、夏の一時期をのぞいてほとんどが氷点下です。富士山観測所の30年間(1971~2000年)の調べでは、年間平均気温は氷点下6.4℃と、山麓の御殿場市とでは、常に20℃ほどの気温差があります。風も1年を通じて西北西または西風が吹きつけ、1966年(昭和41)年9月25日に記録した最大瞬間風速91.0mは、日本国内で記録された最大の瞬間風速でもあります。